「いやっ」の背後にある「〜したい」に耳を傾けてみる
さぁ、そろそろピアノのレッスンに行く時間よ。
う〜ん、行きたくない。
花ちゃんはどんなことをしたいって言ってる?
どんな感情とニーズがあるのか当ててみよう。
今やってることに夢中なのかな?
うん。この絵を描いてるの。
その絵を描くの、すごく楽しそうね。
うん。そう。
自分の気持ちとニーズを伝え、自分のニーズを満たすためのリクエストしてみる。
花ちゃんが楽しんでるのを見て、ママも嬉しいわ。でも、レッスンの時間を守りたいの。先生のうちに時間通りに行くには、もうすぐ家を出ないと間に合わないの。だから、もう車に乗ってくれるかしら?
いやっ。今はこの絵を描いてるの。
自分と花ちゃんの両方のニーズを大切にしたい気持ちを伝える。そして、両方を満たす方法を提案する。
ママはどうしたらいいかわからなくて困ってる。花ちゃんに好きなことさせてあげたいし、でも、先生との約束も守りたいの。あと5分で車に乗ってくれないかしら?
いやダァ〜行きたくない。家にいたい。
花ちゃんの強い感情を受け止め、そこにあるニーズを推測してみる。
花ちゃん、ちょっとイライラしてるみたいね? 自分のすることは、自分で決めたいのかな?
うん。今は絵を描きたい!
みんなのニーズを大切にしたいことを伝え、花ちゃんの自主性・選択のニーズを満たす方法を考えてもらう。
そうなんだ…ママは悲しいな。先生とママと花ちゃん、みんなが困らない方法を見つけたいんだけど、何か、いい方法を考えてくれないかな?
わかった。
※子供の年齢によっては、みんなのニーズを満たす方法を見つけるは難しいかもしれないので、その場合は大人が提案をしてみましょう。