piano

「いやっ」の背後にある「〜したい」に耳を傾けてみる

お母さん

さぁ、そろそろピアノのレッスンに行く時間よ。

花ちゃん

う〜ん、行きたくない。

花ちゃんはどんなことをしたいって言ってる?
どんな感情とニーズがあるのか当ててみよう。

お母さん

今やってることに夢中なのかな?

花ちゃん

うん。この絵を描いてるの。

お母さん

その絵を描くの、すごく楽しそうね。

花ちゃん

うん。そう。

自分の気持ちとニーズを伝え、自分のニーズを満たすためのリクエストしてみる。

お母さん

花ちゃんが楽しんでるのを見て、ママも嬉しいわ。でも、レッスンの時間を守りたいの。先生のうちに時間通りに行くには、もうすぐ家を出ないと間に合わないの。だから、もう車に乗ってくれるかしら?

花ちゃん

いやっ。今はこの絵を描いてるの。

自分と花ちゃんの両方のニーズを大切にしたい気持ちを伝える。そして、両方を満たす方法を提案する。

お母さん

ママはどうしたらいいかわからなくて困ってる。花ちゃんに好きなことさせてあげたいし、でも、先生との約束も守りたいの。あと5分で車に乗ってくれないかしら?

花ちゃん

いやダァ〜行きたくない。家にいたい。

花ちゃんの強い感情を受け止め、そこにあるニーズを推測してみる。

お母さん

花ちゃん、ちょっとイライラしてるみたいね? 自分のすることは、自分で決めたいのかな?

花ちゃん

うん。今は絵を描きたい!

みんなのニーズを大切にしたいことを伝え、花ちゃんの自主性・選択のニーズを満たす方法を考えてもらう。

お母さん

そうなんだ…ママは悲しいな。先生とママと花ちゃん、みんなが困らない方法を見つけたいんだけど、何か、いい方法を考えてくれないかな?

花ちゃん

わかった。

※子供の年齢によっては、みんなのニーズを満たす方法を見つけるは難しいかもしれないので、その場合は大人が提案をしてみましょう。