人は本来、誰かの役に立ちたいと願っています。

もっと感謝したい、感謝されたい。

自分のしたことが、相手の幸せに貢献できたことを
味わえた時、えも言われぬ喜びを感じます。

自己評価が高まり、また、もっと、貢献したいと
思う気持ちが自然にあふれてきます。

自分の身近な人に、相手のとった行動や言動が、
どんな風に、あなたのニーズを満たしたのか、
それを受け取ってどんな気持ちだったかを伝えることは、
愛し、愛される関係を築くことの助けになります。

この練習をする目的は、単に人に感謝をするためだけではありません。
自分自身や自分の人生にも感謝の気持ちがあふれてきます。

感謝するエクササイズ

普段、面と向かって感謝を伝えられない人を思い浮かべます。
その人が自分の人生にどれだけ役に立ってくれているかを
具体的な場面と共にできるだけたくさん思い出します。

ささいなことでも、大きなことでもかまいません。
(たった一言の言葉でもいいのです)

出きるだけ具体的にその人のどんな言葉や言動が、
あなたの役にたったのかを見つけてください。

この人が、自分の人生を豊かにしてくれることを
選んでくれたことに意識を向け、
そこに起こってくる感覚につながります。

その感覚を体のどのあたりで一番強く感じますか?
その感覚、感情にはどんなものでしょう。
(例えば、胸のあたりがあたたかい とか、お腹が緩むなど。)

【感謝を伝える】

浮かんできた感謝を伝えたくなったら、
NVCのステップで感謝を表現してみましょう。

NVCの4つの要素をつかって感謝を伝える

①【観察】その人がとった具体的な行動・言動を見つける

②【感情】それを受け取った時の気持ち

③【ニーズ】大切にされたニーズ

④オプション【つながりリクエスト】それを聴いて、相手はどう受け取ったか聞いてみる

例①:
あの時、「手伝いましょうか?」って言って
くださってありがとうございます。
チーム仲間同士、助け合うことが必要だと、
思っていたので、すごくうれしかったです。

例②:
今朝、私を起こさないように、
そっとしておいて
くれてすごく感謝してる。

昨日、遅かったし、疲れていたので、
ゆっくり休めて、今はすごくすっきりしてる。
ありがとね。